そもそもM&Aとは何か

M&Aは「Mergers and Acquisitions」の略称で「合併と買収」の意味です。複数の企業をひとつの組織として再編成したり、ある企業が別の企業を丸ごと、または事業単位で買ったりする行為です。比較的手軽に事業を広げられるため、経営戦略のひとつとしてよく用いられます。具体例をあげると、アルコールを専門に開発・販売していた企業が事業拡大を目指してコーヒーの企業を合併または買収で手に入れたとしましょう。この場合、自社でコーヒーの開発に着手する選択肢もありますが、原材料の仕入れルートの開拓や焙煎方法の開発には手間がかかります。そこで解決策としてM&Aが選択肢のひとつになるのです。M&Aの交渉がうまくまとまれば、コストやリスクを抑えてコーヒーが手に入ります。

マッチングが大切なM&A

M&Aは、事業拡大を望む企業や、経営の立て直しを目指したい企業には役立つ選択肢です。しかし、交渉を持ちかけられる相手が都合よく見つかるとは限りません。交渉に入る前の段階である程度の時間が必要な場合もあるので、経営者は中長期的な視点を持って動くとよいでしょう。また、交渉がまとまるためには金銭や人事などのハードルをクリアする必要がありますが、企業文化(社風)が似ているかどうかも大きなハードルになります。事業内容や金銭面でお互いが魅力的に見えても、企業文化が大きく異なるとM&Aが完了したあとも苦労が続くおそれがあります。そんなときは仲介役となる第三者を介して交渉相手を探すとよいでしょう。仲介役がいると交渉もスムーズになります。

M&Aと言えば、大手企業と大手企業との買収や合併が多くあって、買収したことによって、自社が持っていない得意分野を付け加えることができます。